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町衆に守護されてきたお堂とその周辺(その12) 2020年09月23日 up
(注記は、村雀 渉さんです)
photo 99 一願地蔵
私用で堀川寺ノ内に行きましたが、江戸時代の多宝塔で知られる本法寺の駐車場に「一願地蔵」がありました。提灯には延命地蔵尊とありました。
photo 100 堀川上立売のバス停の南
堀川通り、堀川上立売のバス停の南にもひとつ。花瓶や茶器は無施錠の格子戸の中、奥の間の扉に卍の透かし。
photo 101 堀川寺ノ内・堀川上立売 奥の間の扉に卍の透かしのクローズアップ。
北野天神の東北、応仁の乱と近世の数回の大火でも焼け残った国宝千本釈迦堂のある「千本」周辺で4箇所見つけました。
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photo 102 photo 103 賽銭箱
釈迦堂の近く「突抜町」、行き止まりの通りを「突抜」といいますが、そこに1つ。そこにある
賽銭箱のクローズアップ。
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photo 104 photo 102の格子内部のクローズアップ。化粧地蔵です。
photo 105 「西定善寺町」のは横長で、扉の装飾は右が卍で額は地蔵、左が輪宝で(鴨居の上)額なしです。地蔵菩薩・天道大日如来の合祀の形ですが、大日さんは不在のようです。
photo 106 牡丹鉾町
「牡丹鉾町」と消火器にあったもの。化粧地蔵のようです。今の祇園山鉾に「牡丹鉾」はなく、町名にだけ残っているのでしょうか。
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photo 107 photo 108 CU
「無量寺」お寺の塀の中。格子が取り外されており、化粧地蔵2体。首の「三道」が二本とか、鼻の穴の大きさとか個性豊かです。
(お節介:「三道」というのは、仏像の首に刻まれた3本の皺も「三道」といい、 我等が一切衆生の身の中の煩悩・業・苦のことを言うようだ。「三道」の上に頭があるということなら、「救いようのない頭」と考えるか、「三道の現実を生きるしかない」と考えるか。ま、人生は豊かです。 お節介、終り。O.I )